マジカルストーリーはライブでやらないほうがいい

わたしはマジカルストーリー(正式にはマジカル・ストーリーですがいつも省略して表記しています)という曲が大好きです

2018年の2月にラジオではじめてこの曲が流れたときにぽろぽろ泣いて以来、ずっと好きです

(はじめて星海を聴いたときですら泣きはしなかったので、この曲はこの曲でわたしにとってとてもとても特別な存在なのだと思います)

 

歌詞もメロディーも伴奏も全部わたしの好みがギュギュッと詰まっています

目を瞑りながら聴いていると、ゆらゆら揺れるカーテンとそこから覗くきらきら夜空の情景が浮かんできます

この曲の全部の場面が大好きですが、なかでも間奏のギターソロの後の「魔法を〜」4連発の部分がいちばんいちばん大好きです

その裏で響いている流れ星のような音が胸が苦しくなるほどに可愛いのです

 

この曲が最後に演奏されたのは2018年の12月でした、もうそろそろ3年なんだね

(余談だけど何気にこの曲は東京のライブでは披露されたことがないのですよね)

 

最後に披露された日から少し日が経っていることもあり、大好きなこの曲をまたいつか生で聴くことができたらいいなと日々願っています

けれど、勝手な事情を述べるなら、まだ当分は演奏されない方がいいのかもと今日思いました

 

というのも、わたしは日常生活を送っているなかで度々飛び降りたさに襲われることがあります

実際仕事中に屋上まで行ってメソメソウロウロしたこともありました

世の中にはわたしよりも辛い人、病気や生活や様々な悩みで苦しんでいる人、わたしの何倍も仕事が大変な人が沢山いることを知っています

どれだけ本気で言っているかは人それぞれだけれど、誰だって「死にたい」と多かれ少なかれ感じる経験がありながら生きていることも知っています

そうした方達と比べたら自分の辛さはちっぽけで、なんて弱くて甘くて都合よく逃げたがってばかりいるんだろうと、自分に嫌悪感や呆れも抱いています

 

こうやって文章が書けるからわたしは冷静な人と思われがちですが、365日の多くを生き辛さに苦しんでいて、それによって生活に支障をきたしていることも事実でした

家で1人で過ごしているときと仕事しているとき以外は割と大丈夫です、だから最近ライブもたくさん行けています

(いちばんやばいのは趣味すら楽しめなくなったときだと過去の経験を通して知っているため、多少しんどくてもライブは極力行こうという意地があります)

 

話は戻って、わたしは自分に背負いきれない量の重荷が降り掛かってくると、軽率に死を検討してしまう癖がありました

 

精神科の主治医にもしょっちゅう泣き言を言っています

先日、先生に「どうしてそんなにつらいつらいと言いながら今まで頑張ってこれたの、つらくても死なずに頑張ってこれたことが本当にすごいことだと思う」と言われました

その場では究極に切羽詰まっていたときだったので「知らんがな!!」みたいな勢いで逆ギレをしてしまったのですが、冷静になってから考え直してみました

 

死にたくなって床にうずくまってメソメソぐずぐずしていたときにいつも最終的に浮かび上がってきた思考は、「今めちゃくちゃ命を断ちたいけどマジカルストーリーを生で聴けずに死ぬのは解せない」という卑小な欲、ただそれでした

わたしはあくまでSEA OF STARSという歌がいちばん好きだと言っていますし、実際いちばん大好きですが、マジカルストーリーはまた別でわたしの中ですごくすごく大切なのです

わたしの10代を救ってくれた曲が星海とするならば、20代を現在進行形で支えてくれている曲はマジカルストーリーだと断言できます

わたしは一時期電気を消して就寝することができませんでしたが、マジカルストーリーを流しっぱにしていれば段々電気を消して夜中に目を瞑れるようになってきました

星海はもちろん大好きだけれど、今まで有難いという言葉では伝えきれないほどに沢山沢山ライブで聴くことができて、星海に対する思いは今のところ悔いがないです

それだけ、今まで何度も何度も可愛くて格好よくて素敵な場面をライブで見せてもらえました

(けれど星海を弾いてる飯塚さんが最高に大好きなので聴けるならいくらでも聴きた〜い!)

マジカルストーリーは正直まだ足りない

自分がマジカルストーリーに抱いている好きの気持ちに対して、生で聴けた頻度が足りなすぎる

感情のやり場がない

だからまたもう一度聴きたいって何度も何度も日々繰り返し思っています

 

(死にたいと感じていない正常時に)生きる理由はそりゃ他にも色々あるけれど、マジカルストーリーを聴きたい執念がわたしを確実に突き動かしている、何度も何度も折れかけたわたしを再起させている

「ただどうしても聴きたい曲があるからです」なんて他者から見た生きる理由としてはくだらないかなと思って先生には言えなかったけれど、本当にマジカルストーリーがここ数年演奏されないことである意味生かされていた

 

もしいつか再び生で聴くことができたらどうなるんだろう

本当に本当にわたしにとっては遠距離恋愛の女の子と再会したような最高に幸せな瞬間を迎えられるんじゃないかと想像できる

けれど、その先、もしまたしんどくなったときに「もうマジカルストーリーも聴けたし後悔ないや」とスッキリした状態で全部を放棄してしまうんじゃないかと不安になる

だからマジカルストーリーはまだ当分演奏されない方がいいのかもしれない

けど聴きたい、、、っていうジレンマ、、という文章でした

 

この曲が大好きです

 

ついでに、わたしはもし自分で死に方を選べるなら星海を耳に流しながら飛び降りると決めています

こんな風に書けているくらいだから元気、本当に死にたかったら書けないと思うからご心配なく!!

簡単に泣き言いわないように善処したいです