逢坂の関

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滋賀あたりを通過したとき、畑一面に雪が降り積もっていて見惚れた。このご時世に全くもって理性的な判断ではないと自覚しているが、無計画に新幹線で大阪へ向かったその日は「いかにも本来の私らしいな」と感じられる自由と充実を得られた。日常の幾割はデッドオアダイみたいな感じで限界ギリギリライフなので、こうして突発的に自室を放棄して、見慣れない景色をただ眺めるだけの時間は心底気楽だった。

遠征とはプチ遁走である。

 

久しぶりに温かい手料理を食べた。可愛くて小さな女の子がつくってくれた優しい味の肉じゃが。

ホテルで久しぶりにテレビを観た。

久しぶりにガス代や水道代を気にせず熱々のお湯に浸かった。2回入った。備え付けのコンディショナーをプッシュしまくった(良い子は真似しないでね)。

 

はじめてのコンカフェだった。ホテルからそこまで20分くらい歩いた時間もソワソワした。大阪の繁華街が私は好き。途中BIGCATを横切ったときに、何年か前のフロデオハウリングツアーの記憶がよみがえってホワホワした。

 

私は「自分に合う土地・合わない土地がある」とよく考える。合っている土地へ行くとミラクルが起こりやすい。遠征先なら圧倒的に大阪と宮城。次点は北海道。近場だと東京都大田区。合わない土地についてはどこかは明記しないけれど、高確率でハプニングが発生しやすい。

大阪好き。不思議と相性がいい。妙に引き寄せられちゃう。でも宿泊先はハズレも沢山引いてきたな……。でも最終的には面白い土地。

 

今春、残念ながら羽田とはご縁がなかった。私の春は大阪から始まる。もしかしたら土曜日の日中に本社の会議が入りそうだけれど……。

大丈夫、きっとミラクルが待っている。